tinkering好きの素人

ものづくりの記録

消臭センサ&スプレーをハックしてみた①

アロマディフューザー的なもの自作への第一歩.

前回の「解体してみた」でなんとなく仕組みがわかったのでいよいよPCから制御してみることに.
minoritytech.hatenablog.com

今回は簡単にPCのシリアルモニタの入力からArduinoを介してスプレーを「シュッ」とさせることを目標にします.

まず,もう一度前回の「解体してみた」から仕組みを思い出す.
「シュッ」がモーターの回転で起こっていることはわかったので,モーターを制御しようかとまずは電圧を計測することに.
ちなみに基板はこんな感じ.

f:id:minoritytech:20180109134934j:plainf:id:minoritytech:20180109134944j:plain

スイッチが入ったときのモーターの挙動はこんな感じ.

コマでみたところ,600ms程正電圧がかかって正回転したあと,200ms程負電圧がかかって逆回転してます.

…逆回転させるにはモータードライバが必要だ,めんどくさい.

ということで,ボタンスイッチのところをArduinoから制御することにしました.


こんな感じでスイッチ部から導線を出して,

http://www.hakodate-ct.ac.jp/~moriya/class/2Ssensing/text/006_01transistor.pdf

こちらのサイトを参考にして
ベースをarduinoの2番ピンに,エミッタをarduinoのGNDに,
コレクタとエミッタを先ほどスイッチから出した導線に
接続しました.

トランジスタはこちらを使用.

akizukidenshi.com


arduinoのコードはこちら.

int mot = 2;
char ser;
void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  pinMode(mot,OUTPUT);
  Serial.begin(9600);
}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:
  while(Serial.available()>0){
    ser = Serial.read();
    Serial.write(ser);
  }
  if(ser=='1'){
    digitalWrite(mot,HIGH);
    delay(100);
    digitalWrite(mot,LOW);
    ser=0;
  }
}

これでシリアルモニタで1を入力するとそれが仮想スイッチとなって,モーターが駆動します^^

f:id:minoritytech:20180109190922g:plain

PC入力でシュッができました!

次はかっこいいインターフェイスをProcessingとかでつくって無線でとばしたいな